Archive for 2月, 2024

今年の一月だったでしょうか、高校入試の際の際のメール送信で「Gmail」で登録した受験生にメールが届かないと言うトラブルが発生しました。
これはGoogleがGmail宛てのセキュリティー強化の為だという事でした。

当店へのお問合せもGmailは多く利用されています。
当店が利用させて頂いているサーバー会社様でも対応が進み、当店ドメイン発信のメールにも対応をして頂きました。この対応は、個人単位ではどうにも出来ないですから。

対応はしましたが、まだ迷惑メールフォルダに振り分けをされる可能性もありますので、「お問合せフォーム」から連絡を入れて頂いたあとは、迷惑メールフォルダの確認もお願いします。
当店からの返信のメールは、平日の場合は翌日、休日を挟む際は休日開けには必ず致します。
また、迷惑メールフォルダにも当店からのメールが届いていない場合は、お手数ですがお電話にてお問合せを頂きますようお願い致します。(電話での問合せは、営業時間内にお願いします。)

ご不便をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

 

*駐車場は店舗1Fスペースのみです。
店舗隣は当店駐車場ではありません。
また、ご来店時は路上では無く駐車スペースへお願い致します。

お問い合わせは
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お電話は 052-531-2422(9:00~18:00)
FAXは 052-532-0228
〒451-0035
名古屋市西区浅間2-4-12
営業時間 月曜~金曜 9:00~18:00
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リングの上のチャームパーツがクルクルと回るリングの修理のご依頼を頂きました。
中心を通るシャフトが折れてしまっています。

シャフトだけ交換すればと承ったのですが、これが一筋縄ではいきません。
シャフトからチャームパーツが外れないのです・・・。

お客様からは時間が掛かっても良い、とおっしゃって頂けたので時間があるごとに作業を進め・・・
何とか全て外せました。

チャームが回るリングの修理

 

各パーツが外れない大元は、このベアリングです。
なんと、ベアリングがチャームパーツ(上画像右)に直に溶接(多分、レーザー溶接)されていました。(ベアリングは赤矢印の角の箇所)
カシメをされているだろう・・・くらいで考えていたので、外せないわけです。
ちなみに、上の画像の中央の星型のチャームにもベアリングが溶接されていますが、こちらのベアリングは必要が無いので外しません。

チャームが回るリングの修理

 

全てが外せれば後は組んでいくだけです。
シャフトも新しい物を用意して、先端を釘の頭のように平らにしてベアリングを留めます。
ベアリングとチャームパーツの間には、小さなパイプを挟み込んでチャームパーツが綺麗に回るようにします。

チャームが回るリングの修理

 

リングにはシャフトが通る穴を貫通させて、リング内側でTig溶接でシャフトを溶かしてリングと一体化させます。
最後に磨いて完成です。

チャームが回るリングの修理

 

クルクルと回るようになりました。

ご依頼を有難うございました。

チャームが回るリングの修理

 

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コイン枠のご依頼を頂きました。
コインは、ジャマイカの50ドル銀貨、表にボブ・マーレーが刻印された記念硬貨です。
このコイン、カッコいいですね。
ご依頼のコイン枠も、この銀貨に合わせてシルバー製(シルバー925)で製作します。

ボブ・マーレー記念硬貨のコイン枠

 

毎度のコイン枠ですが、当店の枠は断面が「コ」の字をしています。この「コ」の字フレームの真ん中にコインを嵌め込んで留める構造をしています。
枠は一枚の板を折り曲げて作るのですが、38mmとかなり大きめです。なので、板厚も通常より少し厚くして強度を上げるようにします。
ただ、帯状のコの字断面のパーツをコインに合わせて丸く形を作ると、厚みがあるので折り返し部分がめくれ上がってしまいます。「コ」の上と下が開くので、コインの嵌めこみ部分が緩くなってしまいます。
そこで、真鍮丸棒をコインと同じ直径・厚みに削り、コレを型にして「コ」の字になるように整形していきます。(コインはテープで養生をして傷が付かないようにして作業をしています。)

ボブ・マーレー記念硬貨のコイン枠

 

フレームが出来たら、ネジ部分を作り、ペンダント環をロウ付けで取付けます。

ボブ・マーレー記念硬貨のコイン枠

 

ネジ部分のパイプの横にネジ留め用ピンの小さい穴を開けて、仕上げ磨きをします。
コインを嵌め込み、脱落防止のピンを差し込んでカシメをすれば完成です。

ご依頼を有難うございました。

ボブ・マーレー記念硬貨のコイン枠

 

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マリッジリングが傷だらけになってしまったので、磨いて欲しいとご依頼を頂きました。
旦那様、奥様、両方のリングをお預かりしました。確認すると、両リング共に変形をしており、奥様の方は内側に留められたサファイアルースが脱落して無くなっています。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

また、前回の日記でもご紹介しましたが、このサファイアがリング内側へ少し飛び出ています。
マリッジリングのあるあるなのですが、リングのサイズ直し等の修理の際に確認必須の項目です。サイズ直しでリングをカットした際に、カット面のすぐ近くに石が入っていた!・・・なんてのはあってはならない事なので。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

傷が重症なのは、奥様のリング。
お仕事でカッターナイフを使われていた際、リングにカッターの刃が当たっていたのを知らず、気づいた時には傷だらけに・・・。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

こうした傷の修理では、極力削る事は避けるようにしています。削れば薄く細くなってしまいます。
今回は、鋳造時に出来てしまった巣埋めで使うモーターツールを使います。先端が超硬材と言うとても硬い金属で出てきていて、コレを押してる事で傷の突起部分を押しつぶして均してくれます。深い傷では使用できませんが、薄いものであれば結構綺麗に面が整ってくれます。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

面がある程度綺麗になったら、600番位のサンドペーパーで研磨し、少しずつ番手を上げて最後は鏡面に磨いていきます。
順序が戻りますが、傷均しの前に変形も修正。
最後に仕上げ磨きをして完成です。
結果的に傷均しをした奥様のリングの方が綺麗になってしまいました・・・。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

ご依頼を有難うございました。

傷だらけのマリッジリングの修理

 

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K18YGのリング修理のご依頼を頂きました。
ダイヤが1ピース脱落しています。

ドッツタイプリングの修理

 

リングデザインは、甲丸リングのラウンドカットダイヤが埋め込まれたティファニーのドッツリングタイプのデザインです。

脱落した穴に合うメレダイヤを入れ、爪を盛り足して留めれば修理は出来るのですが、お預かりの際にちょっと違和感が・・・。
よく見ると、メレダイヤのキューレット(裏側の尖った部分)がリング内側へ飛び出ています。しかも、1ピースだけではなく半分位の石のキューレットが出てしまっています。

ドッツタイプリングの修理

 

お話を伺うと、他店でリフォームをされた品物との事でした。
通常の作り方では、石のキューレットが飛び出てしまうのはアウトです。リフォーム時の詳しくお話は伺わなかったのですが、手持ちの地金だけで作られたので足りなかったのか、それとも予算的にこの厚みになったのか不明ではあります・・・。他店様の事は余りとやかく言いたくは無いのですが・・・。

いずれにしても、キューレットが出ていると指に絶えず触れている事になるので、石が緩みやすく今回のように脱落する可能性があります。(今回はリング変形はしていなかったので、変形による脱落ではなさそうです)
また、サイズ直しの際に芯金と呼ぶテーパー状の鉄芯に入れてサイズを測ったりサイズ直しの際にリングを叩いたりしますが、この時にもキューレットが当たるので緩んだり割れたりする事があります。気を付けていないとこうした事は結構な地雷になったりもします。

石留めの際もリングを固定する器具が使えないので、熱を加えると柔らかくなるモデリング樹脂でリングを固定して石留めをします。

ドッツタイプリングの修理

 

石留めをしたら磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

ドッツタイプリングの修理

 

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