今日の名古屋は、ここ数日の寝苦しい夜から解放されて、爽やかな朝を迎えて気分が良いですね。

さて、今日は当店の製造方法についてお話します。


品物を作り上げていく過程では、ほぼ一人の職人が最後まで担当する事が殆どです。

(ちなみに・・・当店には、三人の職人が居ます。)
(私)
(私の親父)
(叔父・・・親父の弟)
(そして、経理と外回りの営業は、お袋が受けもっています。)

どんな職人でも、品物を作る上で癖があります。
途中で職人が変わってしまっては癖も変わってしまい、デザインがおかしくなる事もあります。
また、どういった行程を踏んでその形まで持っていったのかが解らず、職人が変わった際に次の行程で品物が壊れてしまう事もあるのです。
特に、ロー付けに使用する「ロー材」は、融点(溶ける温度)が高いモノ・低いモノがあり、ドコにドレを使ってロー付けしてあるのかが解らない為に、バーナーで火を当てた場合にバラバラに壊れてしまうのです。

品物を作る行程ではその製品(デザイン)に合う方法で、綺麗に仕上がり、作り上げるまでの時間を出来るだけ短くなるように考えて作っていきます。
ジュエリーを作る方法で一般的には、二つの方法を取られる事が多いと思います。
一つは、手作業で一つ一つの部品を作りロー付けによって組み立てていく、昔ながらの方法。
二つ目は、ロストワックス法と呼ばれる、鋳造による方法です。
ワックスと呼ばれる樹脂を削り石膏で周りを固め、型を焼いて中のワックスを溶かし・燃焼させて品物の空洞を作ります。
その空洞に、地金を流し込んで品物を造形していく方法がロストワックス法です。
どちらにも、メリットデメリットがあります。
手作業で作り込んでいく方法では、デザインが複雑な場合に時間が掛かる事と、手作業では困難になるデザインがあります。
ロストワックス法では、鋳造が難しく、厚さが3mmを超えると「巣(ス)」と呼ばれる空洞や細かい気泡が残ったような小さな穴が出来やすいのが難点で、コレを嫌ってロストワックス法を使わない職人も居ます。
当店では、上記二つの方法を上手く組み合わせて、基礎となる部分を手作業で、小さな複雑なパーツ類をロストワックス法で、またその逆の方法、と言うようにデザインに合わせて作り方を考えて製品化していきます。



当Web店舗トップ画像とこの日記の左上の画像に使ってあるリングも、二つの方法を組み合わせて作っています。
基礎となるリングをロストワックス法で、ダイヤの爪や中の飾りの部分を手作業で作ってあります。(日記中の画像は、実際に途中まで作ったパーツと本体の仮合わせ作業中のものです)

続きは、後日・・・