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これまでも何度かご紹介していますが、IWCポルシェデザイン時計のチタンベルト関係の修理がここ最近増えてきています。
先月も同時期に2件ありました。これも何度か記載していますが、修理が修理を呼ぶってやつでしょうか・・・?

最近の傾向としては、ベルトバックルの蝶番パイプが外れてしまった物の修理よりも、ベルトのコマを留めているピンの交換修理が多くなっています。

ピンは固着をするとチタンのコマにダメージを与えてしまうので、出来るだけ早く交換するのがお勧めです。
例えば、穴が楕円に広がってしまう物。(上が正常、下が摩耗で穴が広がってしまった物)
本体がこうなってしまうと、修理が出来ません。

ポルシェデザイン時計のベルト 穴の広がり

 

また、ピンが引っ掛かる部分が摩耗してしまうと、ココも修理する事が出来なくなります。

ポルシェデザイン時計のベルト ベルトコマの摩耗

 

固着したピンを外すと、中のバネは錆びて朽ちています。
固着してしまっているので、ピンは削り取るしか方法がありません。

ポルシェデザイン時計のベルト ピンバネの錆び

 

当店ではピンはチタンベルト本体よりも柔らかい素材の洋白材を、バネはステンレスバネ材を使って作っています。
ただ、どちらかが再利用できれば、半分だけを交換しています。ダメージの状況を見て判断になります。
(画像は、ピンは再利用、バネを交換)

ポルシェデザイン時計のベルト ピンバネ交換

 

また、ベルトは全て流れ作業で繋げていくのではなく、ベルトコマの開き具合を確かめながら数コマずつ組んで調整して全体を組み上げています。

ポルシェデザイン時計のベルト ベルトの組み上げ

 

こうして全てが組みあがるとこんな感じになります。
ベルトの開きが気になる・・・と、言う場合はお問合せ下さい。

ポルシェデザイン時計のベルト ベルトの組み上げ完成

 

そして、最後に残念なお知らせ・・・。
バネを作っているステンレスバネ材の在庫が無くなってしまったので、材料を発注しました。
見積りをとったところ、前回(3年位前でしょうか)よりも値上がりしていました・・・。
残念ながら、バネ交換は値上げをするしかなくなってしまいました・・・スミマセン。

まずは、お問合せ下さい。

 

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今年に入り、IWCポルシェデザイン時計のベルトバックルのご依頼が多くなっています。
そんな中、もう一つお問合せが多くなっている事があります。
それは・・・

「ベルトのコマが欲しい」

ポルシェデザインのオーシャンは変わった形状のベルトコマで作られています。
漢字の「凸型」の形状で、素材はチタンです。

IWCポルシェデザインオーシャン

IWCポルシェデザインオーシャンのベルトコマ

このコマは当店で用意(作る)する事は出来ません。

当店で修理が出来るのは、

バックル(金具)の蝶番部分のロー付け。

ポルシェデザイン時計のベルトバックル蝶番部の修理

そして、ベルトコマを繋ぐピンの交換のみです。
チタンのコマを削らないように、ピンはチタンよりも柔らかい洋白材、バネはステンレスバネを使用しています。

ポルシェデザイン チタンベルトピン交換

当店の専門は、ジュエリー加工です。
上記以外の時計本体に関します修理(オーバーホール)などは、時計専門店、またはIWC代理店へお問合せ下さい。

尚、K18素材の時計に関します修理は一度お問合せ下さい。
また、古いロレックスなどの機械式時計の修理は、専門の職人へのお取次ぎも承ります。

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ポルシェデザインのチタンベルトの修理のご依頼を頂きました。
修理内容は、ベルトピンの交換です。

ピンは固着している物があり、この場合は削って外す事となります。
固着している場合は、内部のバネが錆びている事が殆どです。
交換ピン洋白棒からの削り出し、中のバネはステンレス製のバネ材を使って作っています。

交換したピンは33本、固着していた部分(クリーニング箇所)は27カ所になりました。
(再利用できるピンバネは、洗浄して使用します)
予備コマも含めて作業をさせて頂きましたので、暫くの間は大丈夫でしょう。

ピンやバネの交換は出来ますが、ベルトコマのピンが入っている部分が摩耗して穴が広がった場合は修理が出来ません。
チタンのベルトコマ自体の修理が出来ません。(凸型のパーツ)
ピンが摩耗してコマ同士の隙間が広がると、ピンが大きく動き穴にダメージ(摩耗)が及びます。
穴が広がった場合はピンの収まりが悪くなり、最悪の場合は使用不可となります。
コマ同士の隙間が広がった場合は、早目の交換をオススメ致します。

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今年も沢山の修理をさせて頂いております。
その品物は・・・

ポルシェデザイン時計ベルトバックル修理

毎月2台くらいのペースでしょうか。
何度も書いていますが、当店で出来る修理はチタンベルトのバックル部分の蝶番のパイプが取れてしまった修理。(ロー付け)
それと、ベルト本体のコマ同士を接続している摩耗したピン(及びバネ)の交換だけです。
時計本体(機械部)は当店では修理が出来ませんので、時計専門店へお問合せ下さい。

今回ご依頼頂いたポルシェデザインの修理では、バックル部分に加えて「ルミナスポイント」の修理も致しました。
お客様から「ルミナスポイントが取れて無くなってしまったので修理が出来ればお願いします」とご相談がありました。

「ルミノーバ」という夜光物質の顆粒が手元にあったので、それをすり鉢でパウダー状に粉砕して、UV硬化樹脂に混ぜて固めて修理をしました。
(似たような色にするのに苦労しました・・・)

(正規品のパーツではありません)

また、同じお客様から後日、オメガの同パーツが無くなっているのでこの修理のご依頼も頂きました。
こちらも同じルミノーバパウダーを使いましたが、この箇所はパイプ状になっていて深さがありました。
そこで、棒状のABS樹脂の先にルミノーバ(UV硬化樹脂混)を塗り、硬化させて固めた物を接着してあります。

(こちらも正規品のパーツではありません)

出来ない修理も多々ありますが、出来るだけ対応はさせて頂きます。
まずはお問合せ下さい。

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修理のご依頼を沢山頂いていますIWCポルシェデザインのチタンベルトバックルの修理。

これまではオーシャンやクロノグラフといったチタン製のベルトのタイプでしたが、ここ最近はラバーベルトタイプのお問合せも頂きます。
ご紹介してませんでしたが、修理内容は同じですので勿論ロー付け修理は可能です。

修理はロー付けを行いますので、一旦ラバーベルトからバックルを外します。
ネジで外せるようになってますので外すのは簡単ですが、元に戻す際はラバーベルトを傷めないように程々の加減でネジを留める必要があります。(ネジ留めには少量のネジロック剤を使用します)
ご自身でネジが外せる方は、ベルトを外してバックル部分のみお送り下さい。

このラバーベルト、切れてしまった場合には当店では修理が出来ません。
何とかして欲しいとご要望があれば・・・何とかするかもしれませんが・・・。
(完全に元と同じには出来ません・・・使えるようになれば良いとの事ならば、考えようとは思います・・・)

尚、当店で修理が出来る部分は、上記のチタンベルトバックル(金具)の蝶番ロー付けとベルトの固着したり摩耗したりしたピン(バネも含む)のみです。
時計本体に関しましては、時計専門店へお問合せ下さい。

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本年最後のご紹介は・・・時計ベルトの修理です。

これまでも何度かご紹介をしています、IWCポルシェデザインのチタン製の時計ベルトのバックル(金具)の蝶番部分の修理です。
今年は11件の修理のご依頼を頂きました・・・約1ヶ月に1件。

また、ベルトのコマを繋ぐピンの交換も何件かご依頼を頂きました。
内部のバネが錆びてしまい、固着してしまいます。

ピンが出たまま固着してしまえばお使いするには問題ありませんが、引っ込んだまま使い続けると他のピンに余計な力が加わり、最悪の場合は引っ込んだピンの周辺のチタンベルトそのものを摩耗させてしまいます。
ピンが入っている穴が摩耗により広がってしまい、ピンを交換してもベルトのコマ間(隙間)が広がってしまいます。
この穴が広がったチタンのベルトは、当店では修理が出来ません。
出来るのは内部のバネとピンの交換、そしてクリーニングだけです。

また、ポルシェデザインのベルト修理以外ですが、ステンレス材のロレックスのベルトバックル(金具)の修理。
ポルシェデザインのチタンバックルと同様に、蝶番のパイプ部分が割れてしまっています。

ステンレス板をパイプ状に曲げて、破損した箇所へ溶接して修理をします。

ポルシェデザインのバックル修理に関しては現在も1件のご依頼を頂いています。
来年は何件来るのでしょうか・・・。
出来るだけ修理のご依頼にはお応えしたいと思いっています。
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IWCポルシェデザインの時計ベルトのバックル修理のご依頼を頂きました。
これまで何度かご紹介してきました蝶番のパイプのロー付けが取れてしまった部分の修理です。

修理自体はいつものように修理をしました。
そして、バックルのかかりを見ようとしたところ・・・

ポルシェデザイン バックル修理

なんと、バックルの爪が引っ掛かる部分が削れてしまっていて、何度調整しても爪が引っ掛かりません。
そういえば、以前にも同じような金具があった事を思い出しましたが、その時は同じお客様からバックルの修理が2点あり、一点だけ修理をして納品をさせて頂きました。
ただ、今回はこれ1点しかなく、これが使えないとなると時計そのものが使えなくなってしまいます。
この点をお客様に連絡したところ・・・

「失敗しても良いから、お願いします。」

とのご返答。
正直、躊躇しました・・・だって、修理を失敗したら使えなくなる訳ですから。
一旦はお断りをしましたが、修理が出来なかったら使えなくなるし、それだったらやってくれ・・・とのお返事。
私も腹をくくって修理をする事にしました。

修理といってもやる事は一つだけ、板をロー付けする事。
削れた部分をカットし、その上に小さく切った板をロー付けする事にしました。
ただ、コレが上手くいきません・・・。
いつもは電気溶接をしていますが、真ん中にロー材を挟むと電気が流れずチタン材が熱せられません。
そこで、小さく切った板にロー材を乗せ、酸素バーナーでロー材だけを先に溶かしました。
それをバックルに乗せ、電気溶接・・・。
何度か試して、やっとローが溶けてロー付けが出来ました。
いつも思いますが、バックルのロー付けは失敗すると取り返しがつかないので、胃がキリキリします・・・。

ロー付けしたチタン材を爪が引っ掛かるように削っていきます。
どうもバックル部分の片方の長さが長い(もしくは短い)ようで、爪がある穴に上手く入りません。
仕方なく、丸の一部を平らに削って爪がかかるようにしました。

バックル爪の修理

こうしてやっと使えるようになりました。
チタンのロー付け、何度やっても難しいと感じます・・・。

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IWCポルシェデザインの時計ベルトのバックルの修理のご依頼を頂きました。
暫くぶりの紹介になるのですが・・・相変わらず、修理のご依頼は多くあります。(苦)

今回のご紹介、紹介するとは言いながら・・・かなり酷いのです。
その酷いというのは、状態。
コレです・・・判りますか?

他店で修理

お客様のメールからですが、他店に一度修理に出されたそうです。
そして、戻ってきたのがこの状態。
修理が出来ないと戻ってきたそうです。
コレは酷い。
しかも、端面が垂直に削られちゃってます。

他店で修理

この部分、オリジナルはパイプの外周に合わせるように斜めにかつ丸く削られています。
それを垂直に削られてしまい、しかもパイプはロー付けもされずスポット溶接での仮付け状態です。(触ると簡単に取れちゃいます)
また、一番最初の画像を見て頂くと判りますが、パイプ周りもガリガリ、金具本体にも傷があります。(恐らく修理途中で傷を付けたのだと思います)

一番の問題は、端面が削られてしまった事で金具の長さが短くなった事。
この金具、軽く曲がっています。
この曲がり具合と長さによってバネ性を持たせてフックに金具が引っ掛かった際のテンションになっています。
短くなる事でテンションが強くなり、パイプやフック部分に余計な力が加わってしまいます。
また、フックが「カチッ」と留まる際の調節も難しくなります。

端面はオリジナルと同じように斜めに削り、パイプも短く削られてしまっているので作り直してをロー付け。
短くなった分、調整が難しかったのですが、とりあえずお使いが出来る状態にして納品させて頂きました。

修理完了

お客様からは、最初から当店に相談すれば良かったと言って頂けましたが、もし当店で修理が出来ない場合はそのままお返しをしています。
あまり他店の事はとやかく言わないのですが、やるだけやって出来ないから放置ってのは、本当に酷い事だと思います・・・。

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IWCポルシェデザインの時計、オーシャンのベルトバックルを修理させて頂いた時の事です。

修理をさせて頂いていますバックル部分はパイプが三分割になっています。
この部分のロー付けが外れて修理をしていますが、このパイプの中に芯棒が通っています。
この棒、先日修理した品物の中はこんな風になっていました。

錆てボロボロ

手前が修理品に使われていた芯棒です。
錆てボロボロになり、一部が欠けています。
恐らくスチール製なんだろうと思います。
これは、ステンレス製の芯棒に交換して納品をしました。

オーシャンはダイバーズウオッチという事で販売されていますが・・・こんな部分にスチールが使われていたら、直ぐに錆びちゃうと思うんですけどね・・・。
デザインは良い時計だけに、残念・・・。

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IWCポルシェデザインのベルト修理のご紹介です。
今回は・・・出来なかった修理です。

当店では、貴金属品、例えばリングやペンダントなどK18やPt900、シルバーといった地金の品物のオーダー(リフォーム)、修理などの他、修理出来ると判断した物は真鍮やステンレス製などのアクセサリーでも出来る限り受け賜っています。
そんな中に、チタン製のポルシェデザインのベルト修理などもあります。
ただ、その修理にも出来る範囲があります。
当店で出来るのは、ベルトの金具のパイプのロー付け部分が外れてしまった物、そしてベルトのコマを留めているピンの交換です。

今回ご依頼を頂いたのはベルトのコマのピンの交換でしたが、修理が出来ませんでした。
と、言うのも、今回の品物はピンが擦り減ったものではなく、チタン製のコマそのものが擦り減っていたからです。

修理が出来なかったベルト

赤丸で囲った部分が擦り減った部分ですが、このベルトの構造がかなり特殊であった事もあります。
これまでのポルシェデザインのベルトはピンが2本で留まっていましたが、このベルトはピンが1本でテコの原理を応用したような構造でした。
なので、赤丸部分が常に擦られて擦り減る事になったのだと思います。
当店ではチタンの地金そのものを足して修理する事は出来ません。
残念ながら、この品物は修理不可でそのままお返しいたしました。
修理出来ずにお返しするというのは、ちょっと悔しいですね・・・。

ジュエリーの修理に関しては、こちらをご覧ください。

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このところ、ココではご紹介してませんが、IWCポルシェデザインの時計のベルト金具部分のロー付け修理、現在も2ヶ月に1本くらいのペースでご依頼を頂いています。
ですが・・・先月は3本もの修理のご依頼を頂きました。
しかも、3本共に何故かパイプが2本付いている側のロー付けが外れています。

IWCポルシェデザインの金具修理

1本は県内の方、1本は東北から、もう1本は関東の方でしたが奥様が当店と同県の方で帰省を兼ねて当店へお越し下さいました。

これまでは同月に2本の修理というのはありましたが、3本というのは初めて。
これまでも多くの修理をさせて頂きましたが・・・まだまだあるのでしょうか・・・。
ご依頼まではいかずともお問い合わせはかなりあります。
ジュエリー工房で、チタンのロー付け(出来るのはこの修理だけですが)が出来るのは当店くらいしか無いのでしょうか・・・。
チタンのロー付け、毎回思いますが正直言ってK18やプラチナなどのジュエリーよりも難しいです。

IWCポルシェデザインの金具修理

修理のご依頼の際、ベルトの金具部分をご自身で外す事が出来ればこのパーツのみお送り頂いても構いません。
ベルトも一緒にお送り頂いた際は、サービスでベルトの洗浄も行います。

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ポルシェデザインの時計のベルト金具の修理と共に、ロンジンのベルトの修理もご依頼を頂きました。

ロンジンのベルト修理

ポルシェデザインのベルト金具の修理は、これまでにご紹介してきましたので割愛させて頂きます。
ロンジンのベルト修理は、金具部分の蝶番部分のパーツの摩耗が原因です。
パイプの中にK18YGの芯棒が通っていますが、この棒パーツの両端を潰し広げて抜けないような構造になっています。
この潰した部分が擦り減って抜けてしまっていました。

ロンジンのベルト修理

擦り減ったパーツでは短いので再利用出来ません。
新しいパーツを通して交換しました。

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このところ、IWCポルシェデザインの時計ベルトの金具修理の事を書いてませんが・・・以前と変わらず修理依頼は来ております。
修理箇所は、全く同じ、金具の蝶番のパイプ部分のロー付けが外れている部分。
製造から20年以上経っている事もあるのでしょう、ロー材が酸化している関係なのかもしれません。
K18やPt900などの場合は、地金表面が僅かに溶けてロー材と混ざり合って合金化するので強度も保たれていますが、この時計素材の場合は表面は溶かしません。(たぶん)

この日記で紹介はしていませんが、平均すると2か月に1本のペース、年に6本くらいは修理をしています。
ただ、何故か依頼が重なります・・・今月も2本同時に修理の依頼がありました。
1本は既に納品済み、もう1本は納品待ちです。

こちらは、パイプ部分の両サイド、2か所の修理。

IWCポルシェデザイン時計のベルト金具修理

それと、最近多いのが、この金具をベルトに留めているバネ棒の破損です。

時計バネ棒破損

想像ではありますが、この部分で引っ張られたり捻られたりする事が多いのでしょう。
バネ棒の構造は、パイプの中にバネがあり、両端に引っ掛かる爪の部分があります。
爪の部分が飛び出ないように、パイプの両端が絞られて(すぼまって)いる構造です。
ひねらてたりしている内に、この絞られている部分が開き、バラバラになってしまいます。

上の画像の状態ならば爪の部分がベルトに引っ掛かっているので外れる事はありません。
ただ、たまに見かけるのが、この爪の部分が曲がっている物があります。
こうなると、テンションの掛かり方が不均等になるので、外れてしまう可能性があります。
また、どうしてなのか、パイプ部分が曲がってしまっている物もありました。
金具のロー付け修理の際にはこのバネ棒も外す事となりますが、外れ難く思いのほか苦労する事もあります・・・。

バネ棒が破損している場合にはチェックをして交換もご提案しますので、ご安心下さい。

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気が付くと、朝からあれだけウルサク鳴いていたセミの声も聞こえなくなり、夜になるとコオロギの鳴声が聞こえてきます。
虫の世界は秋到来なのですが・・・天気は、以前として夏ですね・・・。
周りがアスファルトだらけの我が家では夜も28度をなかなか下回らず、未だにエアコンと扇風機が無ければ熟睡出来ません・・・。

久しぶりに、IWCポルシェデザインのチタンベルトの修理依頼が来ました。
修理箇所はいつもと同じ、ベルト金具の蝶番のパイプのロー付けが外れているところ。
旋盤でチタン棒からパイプを削り出し、ロー付け。
ロー付けの後は、真っ黒にカーボンが付いた部分を取り除いて艶消し処理です。

艶消しの具合もオリジナルに近い程度まで出来るようになりました。
ただ、まだ完璧ではないですけど・・・。
強度が必要な箇所の修理は難しいです。

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IWCの時計ベルトの修理のご依頼です。

ベルト同士を繋いでいるピンの一つが無く、ベルトに隙間が出来てしまっていました。
また、そのままでは、反対側のピンに負担がかかり、削れてその内に外れてしまう可能性もありましたので、今回はこの部分のリペアです。

幸いにも、ベルトのこの部分の周囲のパーツだけ外れてくれましたが、やはり抜け落ちた反対側のピンだけどうしても引っ込みません。
仕方が無いので、このピンは削って取り去る事に・・・。

案の定、ピンの内部にある筈のバネが錆びて無くなり、この錆が原因でピンが固着して動かなくなっていました。
防水性があるのに、何故このバネが錆び易く作られているんでしょうね・・・。

しかし、不思議なのが何故固着した反対側のピンが無くなっているのか?
ピンだけでなく、バネごと抜けてありません・・・。
構造上、片側のピンだけが抜けるというのが不思議です。
ピンがバネで押し出されてて填まり込む溝の長さよりもピン自体が長く、引っ込めてベルトのコマを外してからでないと、ピンが抜けないからです。

今回も、バネはステンレス製に換えてありますので、簡単に錆びることはありません。(ある薬品に浸けると錆びる事はありますが、そんな事はありませんから)

元に組上げて出来上がりです。
何処を修理したのか、パッと見は判らないです。




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IWC ポルシェデザインウォッチのベルト金具修理です。

今回の修理も、これまでと同様の金具のジョイント部分のパイプロー付けが外れてしまったモノの修理でした。
違ったところは、これまでは中央部分のパイプが脱落しているモノが殆どだったのに対し、両方が外れてしました。
残っていたのは、3ヶ所ある内の1ヶ所のみ。

これまでと同様に、旋盤を使いチタン棒からパイプを削りだします。
そして、ロー付け。

ロー付けの後は、余計な部分のロー材を削り取り、下処理をしてサンドブラスト処理で艶消しにします。

最後に組上げて出来上がります。

今回の品物もそうでしたが、両サイドに2個パイプがついている側の金具がベルトから外れませんでした。
中央に1個の方は、ごく一般的に使われているバネ棒でベルトに固定されていますが、反対側はベルトの繋ぎと同じ特殊な繋ぎ方になっています。
左右が独立していて、短い棒の中にバネが入っています。
このバネが錆びてくると棒が固着して動かなくなり、ベルトのコマが外れません。
パイプのロー付けをする際も、この部分が外れないと作業が出来ないので困ることになります・・・。
外れない場合は、棒を削り取って外す事になります。
幸いに、この品物の場合は金具部分は外れませんでしたが、2列目の部分で外す事が出来たのが良かったです。


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今月7月の土曜営業日は、7月10日となります。
ご利用をお待ちしております。

今回も、IWCポルシェデザインのオーシャンのベルト金具修理です。

これまでと同様に、金具の蝶番部分のパイプが外れています。
修理もどうようにロー付けで修理です。

ただ、今回の修理で違ったのは・・・金具の長さ。
これまでと同じ修理なので、手順も同じように修理していきました。
ロー付けが終わり、金具の留まり具合の調節をしようと合わせたところ・・・留金部分が合いません。
アレコレと調節はしましたが、様子からどうも金具の板の長さが違うようでした。
長さが違うとなれば、ロー付け修理をした際に長さを削るという事が考えられますが、そのような形跡はありません。
となれば・・・最初から板の長さが違っていたという事になるでしょう。

このままでは使えません。
そこで、金具の留金がかかる部分の内側を削って対処しました。(赤矢印部分)
見た目には判らないように、楕円の穴の部分を0.5mm程拡大してあります。

修理とは言えないかもしれませんが、「ocean」と刻印がされている部分が一部剥がれていましたので、サービスにて墨入れもしました。



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今月7月の土曜営業日は、7月10日となります。
ご利用をお待ちしております。

今回は、お詫びも兼ねてのご紹介です・・・。
品物は、IWCポルシェデザインのオーシャン。
ココで何度もご紹介をしている金具の修理です。
以前当店で修理をした品物ですが、溶接部が外れてしまい再修理をしました。

このチタン製の金具は、当初はTig溶接にて修理をしていました。
溶接のアークの飛びも良く、溶け込みも良かった事からこの修理方法を採用していました。
ところが、欠点がありました。
それは、素材が脆くなること。

チタンの場合は、素材が一度溶けて再度固まると素材の結合が緩くなるのか、ポロッと溶接した部分が折れてしまうことがあります。
同じようにアークの飛びも良く溶け込みの良いステンレスの場合は、このような事はありません。

このような事から、現在はロー付けによる修理方法に切り替えています。
今回の再修理、もちろん無料にて対応させて頂きました。
お詫びも兼ねて掲載をさせて頂きました。



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今月6月の土曜営業日は、6月12日となります。
ご利用をお待ちしております。

前回ご紹介した「東急ハンズ名古屋店」での品物の取扱いですが、恐らく今日当たりには並んでいると思うのですが・・・。

明日にでも、確認に行ってこようと思ってます。

さて、今回もIWCポルシェデザイン時計のベルト金具修理です。
今回の品物は、これまでと様子が違いました。
と、いうのも・・・

2度修理をされていました。
レーザーで溶接されたとの事でしたが、表面的にしか地金が溶けていなかった事から外れてしまっていました。
当店でも現在はロー付けによる修理に切り替えていますが、Tig溶接と同様にチタン材が溶けて着く事から溶けた部分が硬化してしまい脆くなります。
しかも、外れていたのは中央のパイプではなく、サイド側のパイプ・・・そして、2つとも・・・。

困ったのは、レーザーで修理された跡は材料が硬くなっているので、ココにロー付けをしても直ぐに外れてしまいます。
ボロボロになった部分にはロー材が綺麗に流れません。
お客様とご相談をして、最悪の場合は金具の長さを揃える為に中央側のパイプも切って付け直す事になるとご了解を頂いて、作業を始めました。

まずは、レーザーでボロボロになった部分をダイヤモンドカッターで削って綺麗にします。
ココに新しくチタン棒から削りだしたパイプをロー付け。
金具をあわせてみると、長さも何とかそのままで使える範囲だったので、中央側のパイプは触らなくても大丈夫でした。

この後、サンドブラストで梨地処理をして組上げて完成です。

今回は、ちょっとヒヤヒヤしながらの作業になりましたが、修理が出来上がって良かったです。



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今月の土曜営業日は、4月10日です。
ご利用をお待ちしております。

今回は、IWCポルシェデザインのベルトのご紹介です。

またか・・・
と思われるかもしれませんが、今回はこれまでとは違い、軽いクリーニングで済んだものです。

お客様がお持ちになった時には、片側の棒状の駒が引っ込んだ状態で固着していました。

これまでの傾向としては、固着している状態では内部のバネが錆び付いて固まっている事が殆どでした。
今回は、まず薬品で煮沸して油脂分を除去、その後に動く方を取り出し、固着している方を突付いて取り出しました。
この際、バネが完全に錆びている状態だと、突付いても棒が外れません。
余りしつこく作業をしているとチタンベルト本体に傷がついてしまうので、この作業も慎重に行う必要があります。

今回の場合は、バネも錆が無く綺麗な状態で、棒に汚れが付着してる事から固着していました。
この部分をクリーニングして終了。

作業内容からお客様ご自身でも出来るかもしれませんが、バネが錆びていた場合には作業が大変になりますので、当店にお任せください。



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今回も、IWCポルシェデザイン時計のベルト金具の修理です。

これまで随分ご紹介してきましたが、何台修理したかな・・・?

今回も、同じく金具の中央部のパイプ外れです。
以前は、オリジナルのパイプを使って修理してきましたが、ここ最近はお客様にご了解頂いて当店でチタン棒を削り出したパイプを使って修理しています。

オリジナルでも修理は可能ですが、ロー付けの際にロー材の流れや馴染みが新しい物に置き換えた方が具合が良いので、このようにさせて頂いています。

パイプを替えても、色は殆ど変わりませんので見た目も判りません。
ただ、サンドブラストで艶消しを施しますが、今のところオリジナルと同じような艶消しには出来ていません・・・。
この点だけ、更に改良する余地があるのですが・・・。



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12月23日(水)は営業致します。
ご利用をお待ちしております。

今回もポルシェデザイン時計のベルト修理です。
今回も同じ箇所。

今回も、前回から修理方法を変えたロー付け処理です。
この画像を見ていただけると判りますが、金具部分はベルトから外して修理をします。
この時、ベルトから金具が外れない事がたまに起こっています。
今回の品物は大丈夫でしたが、以前ココで紹介しましたベルトの駒と同じ状態で繋がっている為に、内部のバネが錆びて固着しているとこの棒を削って外さなければいけません。
(但し、中央パイプ側が外れた場合は、反対側の金具は外す必要がありません)
修理は、パイプのロー付けと、ベルト駒の棒とは別の修理代を頂いておりますので、ベルトから外れない場合には、両方頂く事となります。

また、年末年始のお休みは、

2009年12月26日(土)・・・通常営業
2008年12月27日(日)~2009年1月4日(月)・・・休業
2009年1月5日(火)・・・通常営業

となります。

尚、12月26日(土)は、当日仕上げの修理等はお受け出来ません。
オーダー、リフォーム、修理等の受付、これらの品物のお渡しのみとなります。

ジュエリーのオーダー、リフォームの年内納期の品物に関しまして、12月15日を持ちまして締め切りをさせて頂きます。
また、納期が来年に跨ぎますご注文は、随時お受けしております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

サイズ直しやネックレス等の修理は、年末のお休みギリギリまで対応させて頂きますが、21日(月)過ぎますとこちらも年内の仕上がりには間に合わない事もございます。
また、その他の修理に関しましても、修理作業が複雑な品物となりますとクリスマス前までにご依頼して頂かないと年内の仕上がりには間に合わない事もあります。
お早めにお問い合わせ、ご依頼をお願い致します。



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来月の土曜営業日は、12月5日です。
ご利用をお待ちしております。

今回も、IWCポルシェデザインの時計ベルトの金具修理です。
これまでもベルト金具の修理をしてきましたが、今回の修理箇所も同じベルト金具の繋ぎのパイプが外れていました。
ただ、今回は中央のパイプではなく、両サイドの片方。

この修理、正直申しますと躊躇しました。
と言うのも・・・

これまでこの日記内でも記載してきましたが、溶接方法をTig溶接で修理してきました。
チタン材との馴染みもよくて良い修理法だと思っていましたが、落とし穴がありました。
それは、一度溶接した部分は硬化してしまい、脆くなる事・・・。
ロー付けを検討した時もこの硬化の件で悩みましたが、ロー付けよりもその部分が溶ける事になるTig溶接の場合は、当然部材の温度が高くなります。
溶ける事で離れていた材料が溶け込んで溶接出きる訳ですが、その反面、溶けて再結晶化する時に結合が緩くなるんでしょう・・・脆くなります。
以前、修理をさせて頂いた際にこの事が起こり、溶接が出来上がった後にポッキリと折れてしまった事がありました。
そして、悪い事に、一度折れてしまった部分には再溶接が出来ない(アークが飛ばない)事で慌てた事があります。

この事から、やはりロー付けの方が良いという結論になり、当店でも新しいチタン材ロー付け溶接機を導入しました。
この修理代だけでは、溶接機の減価償却は全く出来なさそうですが・・・。

話を冒頭に戻しますが、躊躇したというのは、溶接部分にもう片方のパイプが残っていたからです。
通常のロー付けでも、片方にこうしてロー付けがされていると、熱を加えた際に外れてしまう可能性があるからです。
まして、経験の少ないチタンのロー付けですので・・・それで躊躇したと言う事です。
幸いにも、ロー付けをする際に、この距離では熱が回らないようで無事にロー付け完了。

ロー付けの場合、このようにロー付け部分が真っ黒になります。
このカーボンを取り除いて、ヤスリではみ出たロー材を削り取りサンドブラストをかけて艶消しにします。

ちなみに、このロー付けの際には、外れてしまったパイプは使いません。
使えない訳ではありませんが、新しい物に置き換えた方がロー付けの馴染みが良いからです。
パイプは、6mmのチタン棒から削り出しで作っています。

これで出来上がりですが、艶消しもオリジナルのようには仕上がらない事もあります・・・この点は、ご了承いただきたいと思ってます・・・。(現在もブラストの粒度を変えてテストを繰り返しています)

そう言えば今回のベルト、ベルトの繋ぎ方がこれまでと違ってました。

これまでは左右で別の棒がバネで動く構造になっていましたが、今回は針金が貫通する構造でした。
コレも独立した構造の時と同じく、固着していたら・・・ヒヤヒヤしましたが、何とかすんなりと抜けてくれてホッとしました。



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今月の土曜営業日は、9月12日(土)です。
ご利用をお待ちしております。

今回も、IWCポルシェデザイン時計のベルト修理のご紹介です。

しかも・・・ほぼ同時期に2台・・・。
修理箇所は、これまでと同じく留め金の蝶番部分です。
やはり、弱いんですね・・・この部分。

ただ、これまでと違ったのが、ベルトの駒を繋いでいる部分。

駒と駒を繋いでいるのは、5mm程の棒状の金属なのですが、一方のベルトでこの駒が引っ込んだまま固着してしまい外れそうになっていた事です。
外してみると、以外にも内部で錆が発生して、その錆が原因で固着していました。

時計自体はダイバーズウォッチなので、当然水にも強いと思っていましたが、どうも内部のバネの素材がスチール(鉄)のようなのです。
当然、海で使ったり、海で使わなくても汗の塩分で少しずつ錆が発生してしまうものだと思います。
これは、私もちょっと意外でした・・・。

また、この繋ぎ棒が削れて「Z型」になっている物もありました。

修理は、まずこの棒状のパーツを作ります。
バネが収まるように、内側に当たる部分を細くして凸型に。
そして、内部のバネは「ステンレスバネ」の素材を使い、錆に強くしました。

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今月6月の土曜営業日は6月13日です。
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今回のご紹介は、IWCポルシェデザインの時計、クロノグラフのチタンベルトの修理です。

(注:現在の修理は、Tig溶接ではなくオリジナルと同じロー付けに変更しております)

これまで時計ベルトの修理で持ち込まれた事があるのは、ロレックスのK18ゴールドのベルト駒の修理が殆どでした。
ところが、今回の修理の素材はチタン。

このブログ内で、私の子供のチタン製メガネフレームの修理を紹介した事がありましたが、その日記をご覧になって当店にお越しになりました。

さて、チタン製ベルトですが、基本的にロー付け修理が出来ません。
チタンもロー付けが出来ますが、バーナーの熱を加えると酸化しやすい素材で、短時間で溶接する事が鍵となります。
このベルトも一度修理されたようですが、修理した職人が仕事を止めてしまっていたので、修理を依頼するところが無く当店に依頼されたという経緯でした。

ロー付けが出来ませんので、どのように修理しようか思案しましたが、壊れた部分がベルト金具の蝶番・・・重要な部分です。
ロー付けをして脆くなってしまってはいけませんので、別のチタン板でパイプとベロが繋がった物を作り、ベルト金具に穴を開けてリベット止めの方法を考えました。
ただ、オリジナルのベルトに穴を開けるのも勿体無いので、一度オリジナル部品を溶接し、もしその方法で修理が出来なければベロ金具を作って穴を開ける事にしました。

溶接も、Tig溶接です。
この溶接方法は、チタン素材との相性が良く、良い具合に溶接が出来ました。

溶接部にカーボンの後が黒く残ってしまいましたが、コレを削ってしまうと、チタンにコーティングされた色が剥がれてしまうので、このままとさせて頂きました。

パイプの中までシッカリ溶け込んでいましたので、かなり長く使って頂けると思います。
なによりも、代用部品で穴を開けずに、オリジナルの部品で修理が出来た事が一番良かった・・・と、ホッとしました。

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