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グッチのバングル修理のご依頼を頂きました。
表はグッチのマークと植物でしょうか、何かのモチーフ模様が入っている幅広のバングルです。

グッチのバングル修理

 

溝に沿って亀裂が入ってしまっています。
使い方をお聞きすると、バングルを嵌めたあとに腕に添わせる為に曲げていたそうです。
ソレ!絶対やってはダメです。針金を何度も曲げると折れる事と同じなので、バングルは装着時は曲げない事が重要です。

グッチのバングル修理

 

バングルを洗浄したあと、亀裂箇所が曲がっているので修正をしていたところ・・・

完全に折れてしまいました・・・。

グッチのバングル修理

 

折れた箇所は大抵は伸びているので、その伸びた部分を削って断面を合わせます。
そして、ロウ付け。
このロウ付けも、バングルを曲げて使われていたので歪みがあって、歪みを修正するのが結構大変でした。

このバングル、画像のように裏側は溝が入っています。こうしたデザインの場合は再度折れてしまう可能性がかなり高いので、薄い補強板を裏側に貼って補強をしますが、今回はしませんでした。
その理由ですが・・・

このバングルは、「925」と刻印がありますのでシルバー925製です。
ただ、メチャクチャ硬い。通常の925の場合は銀に銅を混ぜて作られていますが、色合い的にも銅以外の素材が混ぜられている可能性がありますね・・・。お預かりした時にも、妙に黄色いバングルだな・・・と、いう印象でした。
ロウ付けで熱を入れると通常のシルバー925では軟化するのですが、それが一切ない・・・ホント、素材配合が判りません。(分析をすれば判るのですが、今回はしていません)

ロウ付けをして、黒染め(黒染め液にはちゃんと反応しました)し、磨いたら完成です。

グッチのバングル修理

 

ご依頼を有難うございました。

グッチのバングル修理

 


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店舗隣は当店駐車場ではありません。
また、ご来店時は路上では無く駐車スペースへお願い致します。

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シルバー製のバングル修理のご依頼を頂きました。
バングルは楕円形を半分にカットしたデザインですが、蝶番部のパイプのロウ付けが外れてしまっています。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

修理箇所を拡大するとこのような状態。
蝶番部は3つのパイプで構成されていますが、二か所のパイプのロウ付けが剥れてしまっています。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

まず最初に、品物を洗浄します。
このバングルに限らずロウ付けをする修理の場合は、サイズ直しやネックレス修理の場合でも洗浄からスタートです。
ロウ付けの際の熱でロウ付け箇所の汚れが焼き付いたりして、ロウ材の流れを阻害する場合があるので、必ず洗浄をします。
(超音波洗浄だけでなく、薬剤を使って洗浄をします)

洗浄が終わったら、パイプの中のシャフトを抜きます。
両端をカシメて留めてある構造なので、カシメ箇所を削ってシャフトを抜き、パイプを外します。

パイプを外したら、ロウ付け箇所のロウ材痕を綺麗に削ってからパイプのロウ付けをします。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

ここまで来たらシャフトを入れ、黒染めして磨けば修理終了なのですが、シャフトを入れたら蝶番の反対にある差込み金具の具合がイマイチ悪い・・・。
使われている内か蝶番部が破損した時の衝撃なのかは不明ですが、バングル全体の形状が少し歪んでいる様子。
変形を修正します。
金具の出し入れがスムーズになったら、黒染めをして全体を一度下磨きをして、シャフトをカシメ、最後にもう一度仕上げ磨きをしたら完成です。

ご依頼を有難うございました。

シルバー製バングルの蝶番修理

 

 

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シルバーバングルの修理ご依頼を頂きました。
センターのターコイズが外れてしまっています。

シルバーバングルのターコイズ石留め

 

石を確認すると、接着剤で接着して留められていました。

シルバーバングルのターコイズ石留め

 

バングル側はこんな感じです。
コルク屑にエポキシ接着剤を混ぜ、それで接着されています。
しかも、接着剤で留めてあったので、石が外れた際にターコイズの一部が接着剤にくっ付いて欠けてしまっていました。

シルバーバングルのターコイズ石留め

 

まずは、石、バングル、両方のエポキシ接着剤を削り取ります。
この時、ターコイズに欠けがあるので、これ以上石を欠けさせないように慎重に接着剤を取り除いていきます。

そして、石留めですが、新しいコルク屑を用意する必要があります。
幸いにも、私の趣味の釣りで、竿の修理の際に使ったコルクリングがあったので、それを粗いヤスリでザクッと削って粒の大き目のコルク屑に加工。
湿らせたコルク屑をターコイズの下に敷き詰め、フクリン枠を倒して石を留めていきます。

シルバーバングルのターコイズ石留め

 

タガネで叩いて留めたフクリン枠の爪を磨いて完成です。

ご依頼を有難うございました。

シルバーバングルのターコイズ石留め

 

 

 

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シルバー製バングルの修理のご依頼を頂きました。
中央部分から折り畳んだように変形してしまっています。

シルバー製バングルの変形修理

 

入手されてからそれ程経っていないとの事ですが、知らず内に腕から落ちてしまい、気づいて探したところ、道路上に落ちていたそうです。状態を見るとどうも車に踏まれたようで、バングルの中央部分から折り畳んだように曲がっています。
状態としてはかなり悪いです。ただ、幸いな事に石だけは傷が殆どなく、バングルの変形さえ何とか直せば使えそうです。

シルバー製バングルの変形修理

 

変形を直すには、まずバングルに熱を入れて地金を柔らかくします。金属は変形をすると硬くなる性質があるので、熱を入れる事で軟化させて修理をし易くします。(熱を入れても軟化しない金属もあります)
修理途中の画像はありませんが・・・お察し下さい。(滅茶苦茶大変でした・・・)

中央の石が入っている台座部分は、バングルを固定して叩いて修正していきます。

シルバー製バングルの変形修理

 

元の品物の形が不明なので細部の形状が判りませんが、何とか修理完了。細かな傷が磨いて目立たなくなりましたが、深い傷は埋める事が出来ないのでそのままになりました。
また、石はフクリン枠になっていましたが割れがあり、非常に薄い枠だったのでロウ付けはせずに接着で石を留める事にしました。

ご依頼を有難うございました。

シルバー製バングルの変形修理

 

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ゴローズバングルの修理のご依頼を頂きました。
ご依頼のバングルですが、当店で一度修理とカスタマイズをさせて頂いています。記録を調べると2014年でした。

ゴローズバングルの修理

 

今回のご依頼は、以前に修理して補強板を貼り付けた脇にヒビが入っています。
こうしたヒビですが、強度的に弱い箇所に入ります。表にメタルが貼ってある箇所など厚みが増している事からその脇が弱くなり、こうした箇所に入る事が殆どです。
ただ、補強板を取り付けなければこの年数まで使えず、短期間でロウ付け箇所から折れていたと思います。(前回修理時は、金ローズの脇で折れていました)

ゴローズバングルの修理 ヒビ箇所

 

今回も補強を取り付けて欲しいとのご希望でしたが、表側には金ローズがロウ付けされていて、この箇所がバングル全体からみると板が二重(補強板を貼った事から三重)になって強度が増している箇所になります。ヒビ部分だけをマスクするように補強板を並べると前回との境目が弱くなってしまうので、境目部分を斜めに削って強度低下を最小限にする事にしました。

ゴローズバングルの修理 補強板取付け

 

ロウ付け後は、バングルの形が崩れていたので整えて、全体を仕上げ磨きをすれば完成になります。

ゴローズバングルの修理

 

裏側はこの様になります。
お客様には出来るだけ形を崩さないようにお使い下さいとお伝えしていましたが、こうしたバングルの形を変えず使い続けるのがなかなか難しいですね・・・。

ご依頼を有難うございました。

ゴローズバングルの修理

 

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これまでも何度かご利用頂いているお客様から、エタニティリングのご依頼を頂きました。
ダイヤは持ち込みのルースですが、時間をかけて集められたカラーダイヤです。
このルースの他に、各ルースの大きさも記載したメモ書きも付けて頂きました。リングを作る上で大事なデータですので、非常に有難いです。

マルチカラーダイヤルース


ルースを先にお送り頂きましたが・・・エタニティリングのデザインに悩まれていました。
当初のデザインから二転三転。以前にもご利用頂いているお客様でしたので、失礼を承知で率直な意見をお伝えしました。お客様もスッキリされたようで、結果的に一番最初のデザイン爪留め(割り爪)で決まり、製作スタートです。


エタニティリングを作る際に重要なのは、リングサイズとダイヤの直径、そして個数です。
今回のリングサイズは11.5号、ダイヤは0.25ct前後なので直径が約4mmです。
頂いたダイヤの直径データと、実際に並べて計測した寸法を比較。この直線が円周となり、リングサイズとの絡みから厚みも決まります。(念の為、パソコンのCADで図面を引いて確認をします)

総ダイヤ長


リングは手作業で作ります。素材はPt900。
まず、いつも通りに地金を溶かし、それを叩いて塊にし、ローラーで伸ばして棒状にします。

Pt900棒


プラチナ棒を丸くして、ロウ付けしてリングに整形します。
今回はダイヤが26ピースなので、26等分に印を付けます。

Pt900リング加工 ロウ付け


ダイヤが入る穴を開け。但し、この時点では穴も少し小さ目にしておきます。ダイヤの大きさに少しバラつきがあるのと手作業で穴を開けているので、穴の位置も僅かにズレが出ます。

エタニティリング穴開け作業


横面をU字にくり抜きつつ、爪になる棒状の箇所を作ります。この棒を半分に輪って爪にします。この作業をしつつ、各ダイヤの入る位置を微調整しながら削ります。

エタニティリング爪加工作業


位置決めが出来たら、爪を割って、全体を磨き、石留めです。
石は全て並び順番が決まっているので、その通りに留めます。また、石留めの際にも位置の微調整しつつ留めていきます。

ダイヤ石留め


石留めが終わったら、全体を仕上げ磨きをします。
今回は1/3程がブラウンカラーダイヤですが、この箇所を金メッキにして欲しいとのご希望なので、マスキングをしてメッキ。
こうして完成です。

Pt900マルチカラーダイヤエタニティリング

Pt900マルチカラーダイヤエタニティリング


出来上がりをメールでご連絡をしましたが、「紫外線ライトを当てると面白いですよ」と返信頂きました。
早速ライトを当ててみると・・・

マルチカラーダイヤ紫外線発光

マルチカラーダイヤ紫外線発光


ダイヤは紫外線発光する物がありますが、これ程に多色に発光する物を見られる機会は滅多にありません。
ホント、面白いものを見せて頂きました。

ご利用を有難うございました。

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バングル製作のご依頼を頂きました。

Pt900製とK18YG製の2本。デザインは同じで、細身のバングルに上面にメレダイヤを彫留めして欲しいとのご希望です。

アクセサリーの見本をお借りしましたが、これよりも少し大きめとの事。
見本から真鍮板で見本のバングルを作り、これでフィッティングをして頂いて、いざ本製作へ!

真鍮製バングル見本

バングルは、地金の塊から作ります。
Pt900の地金は、仕入れ時はこんな風な状態で当店へ届きます。このままローラーで伸ばせば楽そうに思えますが、実はこの棒状の地金を一旦溶かして塊を作り直します。
仕入れたままの状態では、中に傷が入っている事がたまにあります。以前に作業終盤になって、この傷が表面に出てきてしまい、作り直す事になった事があるのです・・・。

Pt900素材

一旦溶かしたプラチナをハンマーで叩き締め、ローラーで少しずつ棒状に伸ばしていきます。途中からは板状に伸ばしはじめ、中央部分をそのままに、両端側は更に薄く伸ばします。中央部分はメレダイヤが入る事から穴を開ける必要がありますので、どうしても強度面が落ちます、その為、中央は厚く、両端は薄くするのです。

地金を伸ばしたら、バングル形状に曲げて、形を整えます。幅は5mm。
断面は、お客様からのご希望がありましたので、台形にします。

Pt900バングル加工中

プラチナの方が出来たら、今度はK18YGの方を同じように地金から整形。

K18YGバングル作業開始

K18YGもバングル形状は同じです。作業も中央部分を厚く、両端を薄く。

K18YGバングル加工作業中

プラチナ、K18と両方の形が出来たら、品物を磨き、メレダイヤを留める為に職人に依頼します。

メレダイヤ彫留め依頼前

メレダイヤの留めが出来上がってきたら、最終仕上げをして完成になります。
ご依頼を有難うございました。

Pt900、K18YGダイヤバングル完成

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バングル製作のご依頼を頂きました。
このバングル、2019年に「切れ目の無い丸いバングル」としてこの日記内でご紹介した品物ですが、全く同じ物を2点ご依頼を頂きました。
実は、1つ目をご依頼して頂いた際に、数年後に同じ物を作って欲しいとお話を頂いていました。

 

製作過程は、前回の日記と同様ですので、そちらをご覧下さい。
断面が甲丸(カマボコ断面)ですので、これを縮めると甲丸リングになります。


寸法も、前回と全く同じ。ただ、前回お作りした際に、サイズ見本としてステンレス針金で作った物が、見当たりません・・・次回も作って欲しいとお話を頂いていたので、ステンレスのサイズ見本は保存しておいた筈なのですが・・・。何処かに仕舞い込んでしまったようです。(汗)

お客様から前回の品物をお預かりして、それを見本に作りました。(お預かりした品物は、細かい傷を磨いてお返しをしました)

切れ目の無い甲丸バングル


3本同じ物です。最初の品物は奥様の物だと伺っていましたが、今回の2本はどなたの物なのか・・・伺うを忘れてしまいました。

ご依頼を有難うございました。

切れ目の無い甲丸バングル

 

 

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今回は、バングル修理のご依頼です。
品物は、ルイ・ヴィトンのモノグラムフラワーをモチーフにしたブラスレ ツイスト ブロッサムバングルです。
飼われているワンちゃんに噛まれてしまったとか・・・。先端のモノグラフラワー部分が千切れてしまってます。

ブラスレ ツイスト ブロッサムバングル修理

バングル断面はパイプ状です。
パイプが潰れていますし、画像では見辛いですがパイプに亀裂(恐らく製造時の合わせ目)が入っています。

ブラスレ ツイスト ブロッサムバングル修理

一直線上のパイプならば中に芯となる金属棒を挿し込んで整形が出来ますが、バングルは緩やかに曲がっているのでそうした事が困難です。曲げた針金を中に挿し込んで、様子を見ながら叩いて凹みを修正していきます。
そして、先端部と合わせてロウ付け。
ちなみに、折れた箇所が先端なのが良かったです。このバングルは華奢なデザインで、バングル全体がバネのように曲がって形を保つように作らています。ですから、バングル中央部分が折れている場合には、バングル全体のバネ性が落ちて修理をしても直ぐに曲がってしまう事が考えられます。バングル中央部分に一番力が集中しますので。
(ロウ付けで熱を加えますと、焼きなましと言う作用で素材が柔らかくなります)

ブラスレ ツイスト ブロッサムバングル修理

ロウ付け箇所を整形して鏡面に磨きます。
品物はホワイトゴールド(750印)なので、ロウ付けの際には表面のメッキが焼けてしまいます。磨いた後は、ロジウムメッキ処理をして完成になります。
凹みや噛まれて傷が付いた箇所は完全には直りませんが、問題無く使用出来るようになりました。
一点、ご注意頂きたいのが、このバングルにはホワイトゴールドの他、イエローゴールドとピンクゴールドの3タイプがあります。この中でピンクゴールドは当店では修理が出来ません。(750ピンクゴールドは、ロウ付けの際に亀裂が入る可能性があります)

ご依頼を有難うございました。

ブラスレ ツイスト ブロッサムバングル修理

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シルバー素材のバングル修理のご依頼を頂きました。
転んで曲がっちゃったとの事ですが・・・かなり変形してますね・・・。

ゴローズ平打ちバングル 変形修理

 

ここまで変形が激しいと、完全に元に戻す事は難しくなります。
シルバーは、近い素材だとアルミに似た印象です。アルミは曲がると伸びる性質があり、シルバーも曲がると伸びてしまいます。なので、一度変形した物を元に戻そうとしても、伸びが影響して微妙な歪みが残ってしまうのです。

変形を修正する際には、鉄の棒がテーパー状の芯金を使います。リングのサイズ直しの際にも同様の芯金を使いますが、リング用よりはずっと太い心金を使います。
バングルに傷が付かないようにマスキングテープで養生して修正していきます。

ゴローズ平打ちバングル 変形修理

 

細部の修正は樹脂がはめ込まれたペンチで修正していきます。
最後に仕上げ磨きをすれば修理完了。
表面の薄い線傷はバフ掛けの際に殆ど消えますが、深く入った傷はこのままとなります。シルバー素材は熱伝導が良いので、地金を溶かして盛り足す作業が出来ません。(Pt900、K18はそうした作業が出来ます)
深く入った傷の角だけ丸く磨き取って、装着時に痛くないようにするのみになります。

ご依頼を有難うございました。

ゴローズ平打ちバングル 変形修理

 

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バングルのご依頼を頂きました。
素材はK18YG。

ご依頼頂きましたデザインは、断面が甲丸(カマボコ断面)で幅2.5mm、形状は切れ目の無いまん丸というバングルです。
この場合、難しくなるのはその大きさ。

切れ目の無いバングルの場合は、形状がほぼ変えられないので大きさを誤るとズルズルで手から落ちてしまうか、逆に嵌められなくなります。
ご来店頂けるお客様でしたので、ステンレス製の針金を曲げてその場でフィッティングさせて頂きました。
最初にメジャーで手首の一番太い部分の寸法を測ってステンレス針金をカットしたのですが、それでも大きい過ぎて何度もカットする事に・・・。

この針金を見本に、K18YGでバングルを作ります。

切れ目の無いバングル フィッティング

 

合わせ目をロウ付けし、磨いたら完成になります。
フィッティングをして作りましたが、お客様にお渡しをして嵌めて頂くまでドキドキでした。
ご依頼を有難うございました。

K18YG切れ目の無いバングル

 

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シルバー製バングルの石枠の交換のご依頼を頂きました。

バングルはシルバー製、中の石はターコイズです。
この石枠をK18YGへの交換がご希望、石は割ってしまっても構わないとの事で、新しい石も同梱にてお送り頂きました。

石枠の交換となると現在のシルバー製の枠は必要ありません。
そこで、横からノコギリを入れて石枠をカットする事にしました。

シルバーの枠と同じ幅のK18YGの素材を用意し、石を巻いてフクリン留めの爪を作ります。
勿論、出来るだけ隙間は開かないように。

石枠が出来たら、バングル本体にロー付けです。
カットしたバングルのシルバー枠は全て削り取ってからのロー付けです。

熱を入れて白くなったバングルと石枠を磨き、バングル本体も予め黒染めをしておきます。
最後に石を留めて爪を磨いたら完成です。

そういえば、以前に「折れたバングルの修理」のご紹介した時に、石枠の中に木くずが入っていた件、あの日記のあとにご自身でもシルバーアクセサリーを作られるお客様に教えて頂きました。
木くずの正体はコルクだそうで、一旦湿らせてから石を留めるのだそうです。
コルクは湿らせて圧縮すると縮み、乾くと元に戻って膨らむので、石が持ち上げられて留まるのだとか。
現代のような工具や設備の無い状況でのネイティブアメリカンの創意工夫が感じられます。

ただ、ダイヤやルビー、エメラルドと言った石を使ったジュエリー加工で同じような事をしたら・・・とんでもない事です。(仕事が来なくなっちゃいます・・・)
当店では工具も設備も整っておりますので、お客様からのご希望が無ければシルバー製品でもK18やPt900と同じような石の留め方をさせて頂きます。
(修理で石を外すなどの場合は、これまでと同じように修理前を踏襲して同じ留め方に致します。)

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プラチナバングルのオーダーを頂きました。

素材はPt900、そしてダイヤを3ピース入れて欲しいとのご希望です。
当初、センターダイヤの大きさを0.4ct、その両脇を0.15ctとしてお話を進めていました。
ところが、それでは小さいとの事で、センターを0.5ct、両サイドを0.25ctと変更。

ところがところが・・・
ダイヤが大きくなると、ダイヤの高さが高くなります。
ダイヤを留める際にバングルの厚みが必要となり、バングル自体も重くなってしまいます。
重くなりすぎると腕にダンベルを着けて筋力トレーニングをしているような状態になってしまいますから。
そこで、バングルの断面を凹形状にして重さを減らす事にしました。

今回は、少しでも強度を得る為に、鍛造で作ります。
まずは、地金を用意します。

そして、ここから叩きながら伸ばして行きますが、量的に多いのと中央に凹形状の溝を作らなければいけないので、冷間鍛造では無く途中までは温間鍛造で叩き伸ばしていきました。
バーナーで赤くなるまで熱し、それをペンチで摘まんでハンマーで叩く・・・
まるで、刀鍛冶のような作り方。

追記・・・
温間鍛造はプラチナでは出来ますが、K18やK18WGでは出来ません。同じ作業をするとバラバラに砕けてしまいます。

少しずつ叩き伸ばし薄くなってきたら、ここからは冷間鍛造。
バーナーで熱を入れて焼き直しをしながら所定の長さを厚みまで叩いて伸ばしていきます。

伸びたら、丸くバングル形状に整形。
そして、叩いて凸凹になった表面をヤスリで削って仕上げていきます。

ある程度ヤスリで仕上げたところで、ダイヤの穴を開けて、その周囲に爪をロー付けで取り付けていきます。

この状態で一旦彫職人へ品物を渡して、センター部分に模様彫りをして貰います。
模様から帰ってきたら、ダイヤを留めて、仕上げ磨きをして完成です。

裏側はダイヤのキューレットが少し出るので、丸い板を取り付けてあります。

実はこの品物の製作途中で少しトラブルがありました。

模様彫りを依頼したところ、デザイン画とは違う彫りがされてしまい・・・
お客様は男性ですが、これではデザインが優しすぎて女性用みたいで・・・。

一旦爪を外し、彫られた模様部分をTig溶接で地金を足して再仕上。
そして、再度模様を彫って貰うという事がありました。
彫職人への意思疎通が出来てなかった部分もありましたが、デザイン画を見せてちゃんと伝えた筈だったのに・・・。
お客様もご理解がある方でしたので、ご説明をさせて頂き修正をして納品をさせて頂きました。

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クロムハーツのワイドバングルの修理のご依頼を頂きました。

バングルの一部にクラック(ヒビ)が入っています。

ワイドバングル修理

それにしても、デカいです。
使い捨てライターと比べてみると、こんな大きさ。

クロムハーツ ワイドバングル

正直、これだけの大きさとなると、ロー材を流すのも難しくなります。
シルバーという素材は、品物全体が一定の温度に温まらないとロー材が綺麗に流れません。
K18やPt900といった素材は一点だけ温めればロー材は流れてくれますが、シルバーだけは別素材と思って頂いて良いくらいです。
バーナーで熱を相当量加えないと修理が出来ないので、本体が溶けてしまう可能性もあり、当初は修理をお断りをしました。
ただ・・・リスク承知で修理をご希望頂き、修理を承りました。

まず、どんなバーナーで熱するのか考えました。
当初、K18などの地金を溶かす大き目のバーナーを使う事を考えましたが、これだと細かな風量の制御が出来ません。
そこで、熱量が多く、細かく制御が出来る、酸素バーナーを使う事にしました。
通常、酸素バーナーは、Pt900などで使うバーナーです。

バングルのクラック部分には汚れが貯まっていたりしてロー材が綺麗に流れません。
リングのサイズ直しやチェーンの修理などの際と同じように、薬品などで綺麗に洗って下処理をして、いざロー付けへ。

少しずつ温めて・・・

ロー材を乗せ・・・

何とか綺麗に流れてくれました。

ロー付け完了

ところが・・・

良く見ると・・・

アレ・・・?

クラック

こんな所にもクラックが・・・。

慌てて、修理前に撮影した画像を確認すると・・・

別の箇所のクラック

ありました・・・クラックが・・・。
見落としです・・・。(汗)

再度ロー付け。

ロー付け完了

ここまでくれば、後は磨いて黒染めをすれば完成です。

ワイドバングル修理完了

ワイドバングル修理完了

今回の修理は、熱量をどれくらい当てれば良いかの判断が難しいところでしたが、何とか修理が出来てホッとしました。

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バングルの修理のご依頼を頂きました。
折れてしまっています。
修理は問題ないのですが、問題があるのはターコイズが入っている事・・・。

ターコイズ入りバングル修理

修理の際はロー付けをしますので、バーナーの熱が加わります。
ターコイズに影響が必ずありますので、この場合は外して修理をします。
ただ・・・個数が7個。
フクリン留めの爪を起こして外すのですが、爪を壊さないように・・・ココが一番のキモであります。

1個外してみたのですが・・・驚いた事に嵩上げの材料におが屑のような物が入れられていました。

石の嵩上げ

大抵はプラスチック板かボール紙で嵩上げがされています。
ただ・・・なんでおが屑?
それにしても、どのバングルもなのですが、嵩上げしなくとも爪自体を厚めに作れば良いのにと思うんですけどね。
地金量にしてもそれ程多くなりませんし。
他に考えられるのは、石を留める際のクッション材の役目なのか?
私の考えでは、クッションがあるとキッチリと留め辛くなると思うんですが・・・。

いずれにしても、作業は続きます。
全て上手く外す事が出来ました。
石は順番に外し、枠に入っていた向きも入っていた時と同じようにしてテープで留めておきます。
クッション材も一時保管。

バングル 石はずし完了

続いて本体のロー付けです。
針金が束ねてある形状のバングルですが、裏側には補強板を取り付けて一緒にロー付けをします。

バングル ロー付け完了

一度軽く磨き、石を戻して留めます。
もちろん、クッション材も詰めて石留。
最後に仕上げ磨きをして完成です。

ターコイズ入りバングル 修理完了

ターコイズ入りバングル 修理完了

今回のお客様ですが、ご本人様はなんと台湾から飛行機に乗り当店までお越し頂きました。
(問い合わせや修理後の引き取りはお連れ様が対応して頂きました)
これまでも、中国、インドと海外からのご依頼はありましたが、台湾も加わりました。
小さな工房ですけどね、こういうところを見るとグローバル化って凄いんだと思います。
遠路お越し頂きまして有難うございました。

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クロムハーツのバングル修理のご依頼を頂きました。
折れてます・・・。

クロムハーツバングル修理

バングルには彫りがありますが、こうした品物の場合はどうしても弱い箇所が出来てしまいます。
しかも、太さもそれ程太くはない為に、大切に使っていてもどこかで引っかけたり押してしまって曲がったりを繰り返し、金属疲労を起こして弱い部分で折れてしまいます。
断面でみると、これだけの部分(赤い部分)でしか繋がっていません・・・半分強といったところでしょうか。

クロムハーツバングル修理

今回の場合もゴローズの平打ちバングルと同じように裏側へ補強板を当てて修理をさせて頂くことにしました。
シンメトリーデザインで作られていますので、折れた部分のみを補強しても反対側がいずれ折れてしまう事と思います。
そこで、弱い部分全体をカバーする補強板を取り付けました。
補強板も、デザインに合う様に甲丸形状にしてあります。

クロムハーツバングル修理

勿体ないと思うますが、刻印は・・・消えてしまいます。

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ゴローズのフラワーバングルの修理のご依頼です・・・折れてます。
やはり、一番弱い部分で折れちゃいますね・・・。

ゴローズ フラワーバングル修理

中央はフラワーモチーフが乗っかってますので、板が二重。
その脇の部分はバングルベース板が一枚だけなので、強度から考えるとこの部分が一番弱くなります。
なので、平打ちバングルと同じように裏側に一枚補強板を追加してロー付け。

ゴローズ フラワーバングル修理

恰好は良いんですが、強度面を考えると平打ちバングルより扱いが雑だと折れやすくなりますね。

ゴローズ フラワーバングル修理

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シルバーバングル修理のご依頼です。
バングルが折れてしまっています。

折れたバングル修理

幅が6mm程、厚みは4mm程あります。
ゴローズの平打ちバングルなどの平たいバングルは裏側に板を入れて修理をしていますが、この品物の場合は補強板無しのそのまま修理をしても強度面では大丈夫そうです。

折れたバングル修理

ロー付けをしてロー付け部分の整形、形を整えて磨いて黒染めをし、再度磨いて修理完了です。

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網入りのナチュラルターコイズが入ったバングルの修理を致しました。

網入りターコイズバングルの修理

修理はターコイズは外さずに低温で溶ける銀ロー材を使って修理をしました。
ただ、バングル本体は何とかロー付けが出来たものの、上にかぶさっているパーツまでは熱が回らずにココはロー付けが出来ませんでした。
このままお使い頂く事として一度納品しました。

網入りターコイズバングルの修理

網入りターコイズバングルの修理

ところが、直ぐにロー付けした部分が外れてしまったと連絡が・・・。
やはり、バングルの中央部分は力が一番加わる部分なので、通常のロー材を使わないと強度が保てなかったようです。
品物を送り返して頂き、再修理。

今度は通常の銀ローを使いますので、熱で石が焼けてしまいます。
一旦石を外す事にしましたが、石枠の爪が薄いので爪を壊さないように慎重に爪を起こして石を外します。
そして、銀ローでロー付けをするのですが、前回の修理で低温ローを使っているので通常のロー材を使うと低温ローが先に溶けてバングル本体を溶かしていってしまいます。
そこで、低温ローを使った部分を切除。(お客様には了解を頂きました)
切除した部分を作り直すと共に、バングル裏側には補強板をロー付けしました。

網入りターコイズバングルの修理

表側はこんな感じに。
赤丸で囲った部分が切除して作り直した部分。

網入りターコイズバングルの修理

前回、石が付いていた事でロー付けが出来なかったバングルの上に付いていたパーツもロー付けが出来てます。
バングルを磨いて黒染めをし、石を取り付けたら完成。
横着をしないで、ちゃんと直せって事ですね・・・。
お客様には申し訳ない事をしました・・・反省。

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シルバーバングルのロー付けのご依頼を頂きました。
簡単な作業のようで、非常に難しいロー付けです。

事前に画像を撮るのを忘れてしまい、作業後の画像になります。

石が入ったままのロー付け

画像をご覧頂いて判ると思いますが、中央にターコイズが入っています。
これまでは、こうした品物の場合でのロー付けは不可能でした。
赤丸で囲った「アポロチョコ」に似た山型のパーツが外れてしまっていました。
この部分のロー付けです。
特殊なロー材を使ってロー付けをしましたが、それでも石が直ぐ近くにあるので作業は大変でした・・・。
透かし部分にまたがる部分でしたのでべったりとはロー材が回りませんでしたが、指で弾いても取れる事が無かったので納品をさせて頂きました。

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少し前に修理しましたゴローズのコイン付平打ちバングルです。

何度もご紹介していますので、修理過程は別の日記をご覧ください。
そんな中、毎回思うのが、折れる前にお持ち頂ければ・・・と、思うのです。
と、いうのも、シルバー板は折れる際に地金が伸びながら折れる事が殆どです。
引き千切れるといったら良いでしょうか。

伸びてしまったシルバー地金
(画像追加しました)

ですから、ポッキリ折れる断面とは違い、折れた断面がピッタリと合わさる事がありません。
この伸びた部分を削り合わせてロー付けをしています。
状態によっては完全に合わせる事が出来ない場合もあります。

地金が伸びた断面をロー付け

このお客様のバングルもかなり地金が伸びていて、完全に合わせる事が出来ませんでした・・・。
コインの横に合わせ目の亀裂が残ってしまいました。
クラックが入っていたら、完全に折れてしまう前に修理のご依頼をお願いします。

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以前、ゴローズの平打ちバングルのカスタマイズで、バングルの周りにK18YGで囲う作業をさせて頂きました。
お客様から多数のお問い合わせを頂いています。

そんなお客様から、ご依頼を頂きました。
今回は、模様彫りがないコインのみのタイプのバングル、いつもは折れたバングルの修理をしている品物です。

前回同様に、ワックスで型を取りキャストで地金にしていきます。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

今回の品物は、折れていたりクラックが入っていませんでしたが、変形をしていたのでその変形を修正してから型取りをします。
そしてキャスト(鋳造)。
地金になったら部分修正をしてバングルにはめ込んでロー付けをしますが、今回は型取りがバッチリだったので叩き込むとガッチリと固定出来てロー付け箇所も裏側の2ヶ所のみ。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

後は、磨いて部分的に黒染めをして再度軽く仕上げ磨き。
これで出来上がり。

ゴローズ平打バングルのカスタマイズ

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バングルの修理の際、

「長さが長いのでカットもお願い出来ますか?」

と、いうお問い合わせも沢山頂いてます。
もちろん、カットだけでも承ります。

先日ご来店頂いたお客様のバングルは、お買いになったばかりのようでピカピカ。
シルバーは傷が付き易いので、テープで養生をしてから作業をします。
長さをカットした後にカットした面を丸く削り、バングルのカーブの調整をします。

バングルの長さ調整

形を整えたら養生を外し、全体をサッと磨いて出来上がり。

バングルの長さ調整

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相変わらず暑い名古屋です・・・。

当店にお問い合わせ頂く修理で一番多いのが、サイズ直し。
その次が、ネックレス関係。
シルバー製品で多いのは、ゴローズなどのバングルの修理のお問い合わせが凄く多いです。
シルバーリングのサイズ直しよりも多いんじゃ無いかと思うくらい・・・。

何度も書いていて見飽きたと言われるかもしれませんが、

「平打ちバングルは脱着で形を変えない事」

コレが長くお使い頂くコツです。
針金を何度も折り曲げていると、その内に折れてしまう・・・コレと同じなのです。

平打ちバングルの修理

クラックが入ってしまっています。
いつものように、裏側に補強板を一枚当ててロー付け。

平打ちバングルの修理

今回のご依頼では、長さが長いので1cmずつカットしました。

平打ちバングルの修理

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シルバー製バングルの修理のご依頼がありました。

ターコイズが入っているバングルでしたが、殆どが接着材で留められていたので接着剤が剥がせられれば修理は出来ると思い、ご依頼を受けさせて頂きました。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

バングルは、ターコイズの爪と針金枠をロー付けで寄せて作られた品物でした。
ゴローズバングルの際と同じく、装着の際にバングルを開き、装着後にフィット感が悪いのでバングルを締める・・・脱着で開き、装着して締める・・・。
この繰り返しで、一番弱い部分の針金が折れてしまったようです。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

石を外す前に少し修正をしてみました。
折れた部分をロー付けする為に、曲がった針金を修正します。
ところが・・・

他のロー付け部分が次々と外れていくのです・・・。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

これはマズイ・・・とりあえず、ターコイズを外します。
裏から接着剤を削り、爪の部分はタガネを使い少しずつ爪を開いて石を外します。
この時、ナンバーを書いて何処にどの石が入っていたのかを記録していきます。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

結局、修理をしながら、壊れていく部分をまた修理する・・・そんな状態になりました。
ロー付け箇所も、7~8箇所になりました・・・。
何とかロー付けも完了。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

新品でお買いになったという事ですが、デッドストックだったのか、それとも最初からロー付けが甘かったのか判りませんが、ロー材が酸化して所謂「ローが枯れている」と状態になっていました。

こうして、全体を磨いて石を接着し、爪を倒して完成。

ターコイズ入りシルバーバングル修理

たまにこうした品物がありますが、久しぶりにヒヤヒヤしながら修理をする事となりました。

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以前、ハンマードフィニッシュのバングルをオーダー頂きましたお客様から、同じ仕上げのリングのオーダーを頂きました。

バングルとリング、大きさが違います。
そこで、バングルの時と同じ仕上げ具合だと、凹みが大きくてハンマードフィニッシュが粗く感じます。
そこで、以前よりも凹みが小さいリングをお作りしました。

ハンマードフィニッシュリング

ところが、お客様からは「ペアで」と言うご希望だった事をスッカリ忘れていました・・・。
並べて見ると、仕上げの様子が違います。
早急に新しく作り直しました。

ハンマードフィニッシュリング

「リング」と言う部分しか頭にありませんでした・・・勝手な思い込みです。
メールでのご注文でしたが、お客様の意思を反映させなければ作る意味がありませんからね・・・。
反省・・・。

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ゴローズバングルにロー付けされた爪が外れてしまった品物の修理ご依頼です。

ゴローズバングル 外れた爪

使われている内に少しずつ負荷がかかり、ロー付け面が外れてしまったのだと思いますが、ロー付けそのものも溶かし込みが弱く、バングルのベース面との溶着が弱かったものかと思われます。

ゴローズバングル 外れた爪

一旦、爪のロー材を全て削ってしまいます。
バングル面のロー材も薄くではありますが、削り取ります。
そして、ロー付け。

ゴローズバングル 外れた爪

何度も書いていますが、シルバーはロー付けをして酸洗いをすると真っ白になります。
ここから、磨いて行きます。
そして、完成。
お客様のご希望で、黒染めはせず鏡面のままお渡ししました。

ゴローズバングル 外れた爪

パソコンのOS(Windows)の変更、何で今頃始めているのかと言うと・・・
マイクロソフトのWindows XPへのサポートが来年4月に終わります。
その頃に慌てなくても良いように、それと今年1月末までの格安アップグレードキャンペーンもありましたので、乗り換えをしていたのです。
ただ、仕事で使っているPCの1台のシステムが古いので、コレは買い替えにします。
夏ごろの買い替え予定ですが・・・。

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新しくしたPC環境、アクセスが出来ないサイトがある件は解消しました。

ただ、Win8は、旧OSの環境が引継がれていないので、殆どのソフトが動きません。
痛いのは、フォトショップが動かない事で、新しくインストールをしようにもシリアルナンバーを受付けてくれないので再インストールも出来ません・・・。
しかも、アンインストールも出来ず・・・
一度HDDをフォーマットしてOSも再インストールすれば解消されるんでしょうが・・・面倒だなぁ~・・・。

ゴローズバングルのフェザーの一端が外れてしまった品物のロー付け修理依頼がありました。

ゴローズバングル フェザーのロー付け

ゴローズバングル フェザーのロー付け

ロー付けをすると、シルバーは真っ白になります。

ゴローズバングル フェザーのロー付け

これを磨いて出来上がり。

ゴローズバングル フェザーのロー付け

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追加でもう一点、バングルです。

これまで何度もご紹介してきたゴローズのバングルの修理です。

やはり、折れている箇所は同じ・・・。
何度も書いてますが、バングルは脱着の際に形を変えない事が長く使う秘訣です。
針金を何度も曲げると・・・その内に折れる、という事と同じです。
「加工硬化」と言いますが、同じ箇所を曲げているとその部分の結晶間の抵抗が増して、極限に達すると結晶間の繋がりが外れ、折れるという事になります。
加工硬化を上手く使えば、例えば鋼を使った刀のように硬くまた粘りのある品物になりますが、度を過ぎてしまうと使えない素材にもなってしまいます。

いつものように裏側に補強板を一枚足してロー付けです。
また、真っ黒に変色していたものも、磨いて綺麗になりました。

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前回バングルの修理の事を書きましたので、続きで同じくバングルのオーダーのご紹介です。

当店サイトを見て頂いて、バングルのオーダーを頂きました。
素材は、K18WGもしくはPt900のご希望でした。
K18WGはバネ性もありバングルには良い素材ですが、Pt900は柔らかいのでバングルのような製品にする為には幅や厚みが必要になります。
そこで、ホワイトゴールドをお薦めしてこちらの素材に決定。
幅も、4mm程がご希望でしたので、硬い素材が必要となります。

まず、フィッティング用バングルを作ります。

出来れば来店して頂いて腕に合った品物をお使い頂きたいのですが、今回は遠方からのご注文でしたのでそれが叶いません。
そこで、アルミ板を曲げてフィッティング用のバングルを作り、それをお客様に送って試して頂きました。
その装着感から、本番用を作ります。
品物は、鍛造で作ります。

地金をロールで引き、ハンマーで叩き伸ばして成型します。
そして、お客様のオーダー内容で表面をハンマーフィニッシュにします。
ハンマーフィニッシュは、それ用に作ったハンマーを使って作ります。
普通のハンマーではデコボコ模様が出来ませんから。

そして、出来た素材を曲げてバングルの形を成型していきます。
赤矢印がフィッティング用バングルから変更した部分。

先に作ってお客様へ送ったフィッティングバングルのコピーを参考にして、形を曲げて行きます。
フィッティングバングルを装着して頂いた感想から、開口部や全体の幅などを変更しました。

そして、完成。

ハンマードフィニッシュは、こんな感じです。




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