当店サイトからお問い合わせ頂きました。

「ピンキーサイズのダイヤフルエタニティリングを作りたい」

ご希望サイズは3号です。

一般的にフルエタニティリングの店頭販売(Webショップ販売)となると7号位からとなります。
今回のご希望3号サイズとなると、店頭やWebショップで販売しているところは無いでしょう。
そこでオーダーとなりますが、サイズやリング幅(ダイヤの大きさにも左右されます)によりお値段が大きく変わりますので、まずはお問い合わせ下さい。
今回の場合も、当店のこの日記のこちらの「フルエタニティリング」の記事をご覧頂いて、そこからのお話でした。
お見積りは無料です。

オーダーの際に気になるのが、上記にもありますリング幅。
サイズとのバランスもありますが、実際にどれくらいの幅にしたら良いのか悩む事と思います。
しかも、今回のお客様は遠方の方でしたので当店へお越し頂くことが出来ません。
そうしたお客様には、ワックスでリングを作り、それを郵送して見比べて頂いています。
今回も、サイズ3号で、3mm、3.5mm、4mmと3種類のリング見本を作りそれを見比べて頂きました。
合わせて、各サイズでのお見積りも提示。
数日検討をして頂き、3.5mmでのオーダーを頂きました。

フルエタニティリングで難しいのが、リングサイズと幅とダイヤ、そしてリングの高さの調整。
結局はダイヤの大きさ(直径)に左右されるのです。
私はPCのCADアプリを使って図面をひきます。
手作業で図面を引くよりも早く、しかも正確に描けるので楽になりました。
この図面で、ダイヤの数やリングの高さもある程度把握が出来ます。
尚、ダイヤは基準となる数値で図面を引きますが、実際のダイヤは少しバラつきがあるのであくまでも図面上での数字となります。

この後、品物作りに入ります。
図面は引きましたが、最終的にはダイヤを配置して少しずつ地金を削って手作業で位置を合わせていくことになります。
この部分が地味ですが、重要な作業です・・・時間もかかりますし、神経も使います・・・。

そして、石留めに入ります。

ピンキーサイズのフルエタニティリング作り

プリンセスカットダイヤの時もそうでしたが、ラウンドカットダイヤの際も石留めには気を使います。
プリンセスカットの時は四隅が弱いので、爪の部分を強くタガネで叩いてしまうと欠けてしまう事がありますので、慎重に作業をします。
ラウンドカットの時は、そうした事はありませんが、ダイヤが傾き易いのでタガネで留めて傾きを確認し、再度留めて確認し・・・これを繰り返しながら、留めていきます。

石留が終わったら、爪の上に残ったタガネの痕をヤスリで整形して、磨いて完成となります。

サイズ3号 フルエタニティリング

サイズが小さくても、大きくても、この一連の作業は変わりません。
デザインがシンプルですので、少しバランスが狂っただけでも見た目が悪くなりますからね。
気を抜けません。

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