ペンダントの修理のご依頼です。

「ネジが磨り減って軸が外れてしまう・・・。」

このペンダントには中にベアリングが仕込まれていて、軽い力でユラユラと揺れる構造になっています。
通常、こうしたベアリングの固定にはネジが使われます。
何故か?
軸を固定する時にロー付けをしたのではベアリングに熱が加わってしまい、動かなくなってしまうからです。

ただ、今回の軸のネジ部のようにプラチナやK18など貴金属が使われるので、どうしても磨耗には弱く長く使っている内にネジが利かなくなってきます。

今回の場合も所謂ネジが「バカになった」状態で利きません。
そこで、まずはネジの先に地金を足してやりました。

そして、コレを元の状態にセットして、足したネジの先と本体とをTig溶接機で溶かして溶接しました。
ロー付けだとある程度に熱を加えなければロー材が流れていきませんが、Tig溶接だと一瞬でその部分だけ地金が溶けて溶接が出来るので、こうした作業にはうってつけです。

こうして溶接が済んだ後に、その部分を磨いて修理は完了。
回して見ると、綺麗に回ります。




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