お馴染みだと言うと怒られてしまいますが・・・ゴローズのバングルの修理です。
修理箇所は、同じく中央で折れてます。

ココで何度もご紹介してますので、修理方法は割愛させて頂きます。
その中で2点だけご紹介します。
まずは、1つめ。
このような板状の製品が折れる場合、しかもシルバーのように粘りがある素材の場合は、引っ張られて伸びながら折れていきます。
その結果、折れた部分を合わせてみてもピッタリと元には戻らず、隙間が開いてしまいます。

今回の品物も、伸びた部分にバラつきがあり、このままロー付けをしたとしても隙間が広くて埋まりません。
そこで、少しずつ削りながら合わせていく作業が必要です。

2つ目、今度はロー付けが終った後に磨く作業の際に発生する「火ムラ」という状態に悩まされます。
シルバーを磨く際に、火ムラが出やすくて黒ずんだムラが出てきます。

いかにこの火ムラを出さないようにして磨くか、シルバーの磨きはゴールドやプラチナとは違う手間がかかります。
個人的には、ゴールド<プラチナ<シルバーの順で難易度が高いですね。
だから、素材の地金が安いとは言っても、シルバーの作業代が高くなってしまうのはこの点があるからなのです。
上の画像は下磨きの状態で火ムラを確認・・・この後に、本磨きになります。
火ムラが出たからといって、ヤスリでガリガリとは削りません・・・削ったとしても、磨き方でまた出てきますから。

こうして、修理が完了。

シルバーだからといっても、手抜きはしません。


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